気候

Environmental Insights Explorer

ニューヨーク、ベルリン、オスロ、リオデジャネイロなどさまざまな都市において、二酸化炭素の排出量を今後 30 年間で 80% 削減するための取り組みが進められています。これらの都市では、排出量の削減が可能な部分を判断するための基準として、二酸化炭素の排出量に関する巨大なデータセットを利用していますが、多くの都市では建物の排出量などのデータを収集するためのリソースが限られており、二酸化炭素の削減に関する明確な目標の設定が困難になっています。

Google が世界気候エネルギー首長誓約(Global Covenant of Mayors for Climate & Energy、GCoM)と共同開発した新しいオンライン ツール Environmental Insights Explorer(EIE)は、二酸化炭素排出量の意欲的な目標を設定し達成するのに役立つ気候関連のデータを各都市で利用しやすくなるように設計されています。Google が所有する世界規模の包括的なマッピング データを温室効果ガス(GHG)排出の標準的な要因と組み合わせて分析することで、EIE は建築物や交通機関の二酸化炭素排出量のデータのほか、再生可能エネルギー導入の可能性を都市規模で推定します。これにより、政策の立案やソリューションの導入、目標達成状況の測定基準を世界各国でさらに統一することが可能になります。



Global Power Plant Database

電気は世界経済の栄養源であり、人々が貧困から抜け出し、国家が国民の生活水準を改善するための支えとなっています。同時に、現在の発電システムから生じる多くの弊害が、人々の健康、水資源、気候に影響を与えています。こうしたトレードオフを解消するため、政策決定者、オピニオン リーダー、企業、投資家は、発電所に関する高精度かつ透明性の高い情報を必要としています。

この課題に対処するべく、Global Power Plant Database では、世界各国の電力システム上にオープンソースの包括的なデータセットを構築しています。このプラットフォームと各種ツールを通じてオープンデータを提供することで、政策決定者や企業、投資家の説明責任の履行を促すとともに、クリーン エネルギーに根差した未来への移行を後押しし、開発目標を達成することを目指しています。

最新情報や活動への参加にご興味がある方は、Global Power Plant Database のページをご覧ください。